シンプルだけどおいしい 

 イタリアの田舎のおばあちゃん所で食べたものが、驚くほどシンプルだったけど、すごく美味しかった…という体験は、珍しいことではありません。

旬の食材や乾物、良質のオリーブオイルなどの調味料を使うだけで、美味しくて体にもよい食事というのは可能なのです。


          簡単・おいしいスローフードレシピ
             
  乾燥ポルチーニ茸のスパゲティ








                           時間:30分 難易度★☆☆

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イタリア旅行で買ってきた、もしくは友人からお土産でもらった乾燥ポルチーニ、どうやって料理するの?リゾットが格別だと、Butakoは思っていたのですが、先日、スパゲティに入れてみたら、これもメチャうまでした。

Butako風、ポルチーニのスパゲティを公開します。

材料:二人分 

・スパゲティ:250g(結構多め)
・乾燥ポルチーニ:二つまみ(約20g)
・その他のキノコ:適量
(たとえばシメジ半パック、
マッシュルーム半パックなど)
・ニンニク:一かけ
・タカノツメ:少々
・オリーブオイル:大さじ1
・バター:一かけ
・パセリ:大さじ2杯
・塩:適量
※すべてのパスタ料理にいえることですが、パスタのゆであがりと
ソース完成のタイミングが同時になるようにしてね。

1..多めの塩を入れたたっぷりのお湯でスパゲティをゆで始めます。吸い物よりやや濃い目の塩分。

2..ポルチーニきのこをぬるま湯で15分ほどかけて戻します。
3..生のキノコはいしづきの部分を取って、汚れを落とし、やや大きめに切ります。
4..パセリはみじん切りにします。

(要点1) 乾燥ポルチーニは、二人分ならお茶碗に入れて、ひたひたにつかるくらいのぬるま湯で戻します。


5..にんにくを潰し、タカノツメと共にオリーブオイルで低温でじっくり炒めます。
6..キノコを入れ、中火で炒め、表面が色づいたら塩を少々入れます。
7..そこに戻しておいたポルチーニきのこを戻し汁と一緒に入れます。 (最後のほうは砂が混じっていることがあるのでもったいないけど、捨てます)
8..煮汁が半分くらいになるまで煮て、アルデンテに茹でたパスタをそこに投入。煮汁をパスタに染み込ませるように、煮詰めます。ここで、バターとパセリを入れます。

(要点2)火加減は強火。箸で絶えずかき混ぜて。2分弱くらいかしら。
最後にフライパンをあおり、ソースが麺にネットリと絡みついたら、出来上がり。 

(要点3)スパゲッティの塩気があるので、味付け用の塩はほとんど必要ありません。でも薄いようなら、仕上げに煮詰める時点で、塩を加えます。(本当は邪道なんだけどね。)
おいしそうな、茶色い麺に仕上がりました。
パルミジャーノは、今回はなし。あくまでもキノコの香りを生かします。

でも、もし生クリームソースで作るポルチーニパスタ(麺はタリオリーニなど)なら、パルミジャーノもかけるといいですよ。

今回のスパゲティは、麺と乾燥ポルチーニさえあればできる、シンプルメニューです。
びっくりするほどおいしいので、是非お試しを。
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